**引く? 引かない?…信じる? 信じない?**

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さぁ、こんぴらさん参りに出かけよう!

 

 

 

 

 

こんぴらさんは、正式には金刀比羅宮。

四国は香川県仲多度郡琴平にある、象頭山の中腹にある神社です。

行ったことのない人でも、その“こんぴらさん”という言葉は聞いたことあるのでは?

私も含めて、知ってる人たちは、親しみを込めて、金刀比羅宮を“こんぴら(金毘羅)さん”と呼びます。

 

海上関連の守り神さまとして漁師さんや船員さんは特に信仰の篤い方が多いと聞きます。

戦中・戦後に海で亡くなられた方たちの慰霊祭なんかもここで執り行われてるそう。

それだけじゃなく、

大漁祈願・商売繁盛・五穀豊穣・縁結び

などなどなど!

こんなにたくさんのご利益があるって謳われてるからか、江戸時代には、お伊勢さん(伊勢神宮)と並んで、

「一生に一度はお参りしたい…」と言われるようになり、実際に、そんな昔から現在まで、年間大勢の人たちが訪れてるんですよ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご利益とともに、有名なのが、階段の数。

 

 

 

 

 

出発してから、第一のゴール(と私は呼んでる)の“御本宮”までが785段。

ここは、ちょっとひと休みしながら、素晴らしい景色も眺められるんです。

 

 

 

 

 

御本宮から、もうひと頑張り。

厳魂(いづたま)神社(奥社)に到着。ここまで合計1368段!!

 

行きに…よりは、降りながらお参りをしたり、絵馬堂や書院…といった建物を眺めたりするのが、私流。

そして、必ずするのが、もちろんお参りと………おみくじを引くこと。

別にお正月とかじゃなくても、神社に行くと、なんとなーく引いちゃう。

そんなおみくじ…。

 

 

 

 

 

そもそもおみくじとはなんぞや~~。

おみくじで運勢を占う…。

占いとは、物事を始めるにあたって、神様からのご助言を頂く(ご神慮を仰ぐ)。

それに沿って懸命に頑張っていく…これも信仰のかたちであると言えます。

例えば、小正月にその年の作柄や天候を占う“粥占(かゆうら)神事”、神社の祭事等にご奉仕する頭屋(とうや)という人を選ぶ際なんかに、くじを引いたり…。

こうしたことは、古い時代から続けられていて、“おみくじ”もそのひとつなんです。

 

“おみくじ”は、一般的には個人の吉凶や運勢を占うものと言われています。

もしかしたら、“おみくじ”ひいたこと無い人、いるかしら?

ここは、一度はひいたことあるのを前提で話してるんだけど、

大吉・中吉・小吉・末吉・吉・凶…といった吉凶判断、

お馴染みの、金運・恋愛・旅行・お産・学問・失せ物・待人……といった生活全般に関わる事柄。

先の指針になりそうな和歌が書いてあるものもありますよね~。

 

この“おみくじ”、単に吉凶だけを見て、「あ、そっか~」って言うんじゃなくて、

内容をしっかりと読んで、かみしめて、嫌な結果にこだわり過ぎる必要はないけれど、参考にしていくことが大切なんじゃないかなって…。

忘れたころに、自分の身に起こったことに、おみくじの言葉を思い出す…なんてこともあるから。

“おみくじ”好きな私は、そんなふうに思うわけです。

 

 

 

 

 

でね、こんぴらさんには、普通の“おみくじ”もあるけれど、“開運こんぴら狗(いぬ)みくじ”なんていうのがあります。

 

 

 

 

 

金刀比羅宮のお話でちょっと触れたけど、

「一生に一度はお参りしたい…」

そんな気持ちがあっても、金銭的な事情や体力的な事情で行くことができない人たちが、飼い犬の首に道中の費用や初穂料なんかを巻いて代わりに参ってもらった…。

そんな犬を「代参犬(こんぴら狗)」と呼ぶようになり、ちゃんと代わりにお参りをして、飼い主のもとに帰ってくる犬の誠実さと、道中、そんな犬を助けてくれる人情を、現在に伝えたい…そんな“おみくじ”なんです。

この“開運こんぴら狗みくじ”はご祈禱をすませてあるので、このままバッグやお財布に入れておけば、お守りと同じようにあなたを守ってくれるんじゃないかなって思います(^^♪

 

最近では、神社それぞれで個性のある“おみくじ”がありますよね。

「どうせ、そんなに良いこと書いてないし…」

なんて思わないで、おみくじを引くことを楽しんで欲しいなぁ。

一度もひいたこと無い人もね!


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