ようこそ、金毘羅さんへ!

四国香川県、琴平にある象頭山の中腹にある神社。

それが、金刀比羅宮。金毘羅(こんぴら)さんの愛称で親しまれています。

五穀豊穣・商売繁盛・縁結び・海運…と、多岐にわたってのご利益があることから、

江戸の中期頃から、全国の庶民の間に信仰が広まり始めたんですって。

“金刀比羅宮”って名称で呼ばれるようになったのは明治以降。

全国にある、金刀比羅本教の総本山です。

*絵馬殿

船の写真が多いでしょ。

海の航海の無事を祈りにくる方も多いんです。

写真を見ると、宇宙への旅の無事もお願いに来られたみたいですね。

金毘羅さんといえば、階段!

この階段を登ってこそ、大切に心に持ってきたお願いができるのかも…。

(いやいや…そう思わないと、心折れる……)

 

一段一段踏みしめて、まずは785段で、

*金刀比羅宮(御本宮)

ラストの“心臓やぶりの階段”(行ったらわかる、大袈裟じゃないぞ!!)を登ったら、

すぃーっと心地良い風が吹いて、

絶景が待ってます。

この景色は、しばし疲れを忘れさせてくれる。

 

さぁ、もうひと頑張り!

*厳魂(いずたま)神社(奥社)

我が家は祖母はじめ、みんな奥の院さんって呼んでる。

金刀比羅本教の厳魂彦命が祀られてて、昨今パワースポットと言われてるんです。

まぁ、金毘羅さん全部が、パワースポットみたいなもんだと私は思うんだけど……。

御本宮より、さらに厳かな空気が感じられる場所。

 

参道入口から、ここまで1368段!

考えてみて。

階段だけ登ってはたどり着けない…歩く距離だって結構ある。

しかも、この数字、片道。

登ったら~~降りる!!

 

「あー、日ごろ運動してないからなぁ…自信ないや……」

「一緒に行くおばあちゃん、最近足腰弱ってんだよねぇ…」

 

そんなあなたに!!!

♪♪たらららったらーん♪

登山かご~

 

おたすけアクセス“登山かご”は、いかが?

こんな感じで~、

こんなふうに乗る。

 

すごくない?

私、初めてこの登山かご見たとき、衝撃だったの。

かごって、前後に担ぐと思ってたから……

時代劇とか見てたら、お殿様だったりお姫様だったりそうやって乗ってるもんね。

 

現在では全国でも、ここでしか体験できない登山かご。

参道入口から、大門までの365段、このかごに乗ることができます。

 

※登山かご

大門までの365段。

往路:5,800円 復路:3,200円  往復6,800円。

体重100キロまで。お子さんならふたりでの利用も可能。

身障者の方、そのほか、理由付のある方は、その先596段まで利用できます。

この場合、料金は倍。前もってお宮さんのほうに問い合わせ等必要とのこと。

 

考えてみたら、御本宮まで785段でしょ。

そのうち365段かごに乗れるってありがたいお話。

 

私も、何度かこのかごを見かけたことがあるんだけど、趣がありますねぇ。

お江戸かしら……石段や、まわりの建物とあいまって、そんな空気感にひたれること間違いなし!

ただね、このかご、決して楽ちんなだけではないようで…。

写真で見るように、みなさん、紐のようなものをしっかりと掴んでますよね。

かごも、ゆとりがある大きさじゃないので、お行儀よく座って、約15分ほどで365段ぶん行ってくれるらしいんだけど。

体格のいい方は、かなり窮屈かなぁ。

 

私? 何度か見かけてるけど、乗ったことないの。

だって、まだ若いもの~(―_―)!!

 

…………

えーっとね(-_-;)

何枚か載せた写真でもわかるかな…。

担ぎ手さんが、結構年配の方が多い。

私が、実際に見かけた時は、もっと年配の方に見えた……。

わかってるんですよ~。

あちらさんはプロだし、多分、そこらの若い人たちより屈強なんだろうなってのは。

でもやっぱり…、この歳でだし…、しかもどちらかと言うとぽっちゃりなんで(あ、100キロはありませんよ!!(笑))……。

とてもじゃないけど、かごに乗せて下さいとは…ねぇ。

私の母ですら、10年ほど前までは、私と同じこと言ってたもの。

 

でも、時代も変わって来てるし、昨今色んなところで見かける人力車の車夫さんみたいに、金毘羅さんのかご担ぎさんも、もう少しお若い方も増えてるかも!

 

何より、年配だろうが若かろうが、イキのいい人たちが、きっと気持ちよく乗せてくれる。

だから、私も、もう少し年齢を重ねたら、利用してみたいなって思ってる。

 

そういうこと、ぜーんぶ含めて、“金毘羅さん、登山かご体験”、機会があったら、ぜひぜひ(#^.^#)