琴平町

こんぴらさんはこんぴらさんだけ?……じゃなかった!!!

門前町を歩いてると、ついつい寄り道したくなるんだけどね…。

とりあえず(なんて言ったら神様に怒られそう(^-^;)、おまいり行って来よう。

 

*鳥居さんの看板は黄色

こんぴらさんのシンボルカラーは黄色って知ってた?

稲や麦の色を表してるらしいんだけど、黄金色…なんて表現もするし、なんだか色までご利益ありそう。

登りながら、あちこちにある“黄色いもの”を探すのも楽しいかも~。

 

金刀比羅宮は、四国は香川県、琴平に象頭山の中腹にある神社。

商売繁盛・五穀豊穣・縁結び・海運……と多くのご利益があると言われていることもあり、今もむかしもたくさんの参拝者の方が、ここを訪れます。

*たくさんの船の写真

特に、海上交通の守り神様として、漁師さん、船員さん…戦時中は海軍の…といった関係者の信仰もあついと聞きます。

*御本宮

てくてくとまずは、御本宮へ。

ここまでの階段数は785段。途中の長い階段は、昔のつくりで結構急だから、ゆっくりと足もと気を付けて~。

御本宮の前には、わ~~って景色が広がるから、それも楽しんで。

*厳魂(いづたま)神社(奥社)

御本宮からさらに続く参道を、もうひと息行けば、奥社到着!

ここまで合計階段数、1368段。

心に思うこと、叶えたいこと…しっかりお願いしたら、また気を付けておりましょう。

 

 

もはや、“広い”なんて言葉、ちゃんちゃら笑っちゃう表現だけど……広い(笑)境内には、様々な見どころもあり、そのひとつが…。

*表書院

金刀比羅宮表書院

営業時間 8:30~17:00(入館は16:30まで)

基本的に無休だけど、展覧会の前後、準備期間なんかはお休みの場合も稀にあるらしいので、心配な方は、問い合わせて出かけて下さい。

 

少しかための説明ですが…

こちらの建物は、入母屋造、檜皮葺で萬治年間(1658~1660)の建築と言われています。

金毘羅大権現に奉仕した別当金光院が、様々な儀式や参拝に訪れた人たちとの応接の場として使用していた客殿でした。

内部に描かれた障壁画は、丸山応挙によるもの。

応挙晩年の秀作であり、重要文化財に指定されています。

ほか、邨田(むらた)丹陵(たんりょう)の障壁画もあります。

お庭もね、ため息……。

表書院の門をくぐると、金刀比羅宮境内でありながら、また違った空気感を、きっと感じると思います。

たくさんの貴重な作品もあり、一度は行ってみて欲しいなぁ。

 

*琴平町立歴史民俗資料館

開館時間 9:00~17:00

休館日 火曜日・年末年始(12月29日~1月3日)

駐車場 12台

 

日本最古の芝居小屋といわれる“金丸座”の跡地に立つ、琴平町文化会館一階にある資料館。

琴平町の歴史や文化、四国こんぴら歌舞伎大芝居の資料、江戸時代の琴平の街並み模型…等々。

館内はあまり広くはないのだけど、へぇーって。

考えたらさ、琴平へ来て琴平の文化を知る…基本だよねぇ……。

展示の仕方もわかりやすくて、本当に難しく考えなくても、歴史の勉強ができる資料館です。

 

 

 

**こんぴらさん周辺、知ってたら便利…見て楽しいところ**

琴平の…こんぴらさんまいりだけじゃなくて他にもね……。

見ておいて損は無し!

だったり、

こんな施設あるんです…

なんてものをいくつかご紹介。

どんな順番で行こうかな。

まずはまずは…やっぱりこんぴらさんまいりでしょう。

 

さぁ、足腰と気持ちの準備はできた?

出発!

急がなくても神様はちゃんと待っててくださるから。

一段一段踏みしめて(うしろに落ちないようにね)。

こちら、御本宮まで、785段。

少し中休み。

ここからは、広々とした景色も眺められるの。

気持ちが途切れないうちに、休憩切り上げて、厳魂(いづたま)神社(奥社)までもうひと頑張り。

ここまで1368段。

まだよまだよ…。しっかりお祈りしたら、気を付けて下まで帰ってきてね。

足腰に自信がなかったら、途中まで駕籠に乗ることもできるんだよ~。

お疲れ様です(*^-^*)

どんなお願いした?

ここ、金刀比羅宮は、五穀豊穣・商売繁盛・縁結び・海の安全…ってたくさんのご利益があるから、私のお願いも、皆さんのお願いも、聞いてもらえたらいいな。

 

 

さて、琴平へは電車に乗って来たかな?

*高燈籠(たかとうろう)

 

JR琴平駅からも、ことでんの琴平駅からも近く。

すーごい迫力でしょ!

これは、木造の燈籠としては、日本一の高さ!!

国の“重要有形民俗文化財”に指定されています

この燈籠は、瀬戸内海を航海する船の指標として1800年代に建てられ、船に乗る人々にとっては、こんぴらさんを拝む目標灯でもあったんですって。

今よりもっともっと危険だった海の旅。航海する人たちのこころの支えになってたんだろうなぁ。

高く石を積んだその上に、木製の灯台が築かれ、内部は三階建て。

中も気になるとこだけど、残念ながら今は、外からの見学のみ。

石積みの部分には、江戸時代の落書きが残ってるそうなんで、私も今度探してみよう~。

車で来た方も、ぜひぜひ。

*琴平町公会堂

〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町975-1

電話番号 0877-75-2056

営業(開館)時間 8:30~17:30

休館日 土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日)

駐車場 約15台

 

ことでん琴平駅から徒歩約10分。

もうね~、こういう建物大好きな私には、たまらん場所。

この公会堂は、昭和九年に建てられた木造日本建築。

国の登録有形文化財です。

春には、背景となる山の緑色に、庭園の桜の木々のピンク色が重なり、あでやかでぜいたく…まるで一枚の絵のよう。

古き良き外観を楽しむだけじゃなくて、現在も様々な催しや集会なども使用されているところがすごいなって思います。

金刀比羅宮参道からも近いので、おまいりがすんだら立ち寄りたい場所です。

休館日その他、心配な方は問い合わせて下さい。

 

*ヴィスポことひら

〒766-0003 香川県仲多度郡琴平町五條1022番地の1

電話番号 0877-75-0010

営業時間

月曜~金曜 10:00~23:00(受付は22:30)

土日祝日 10:00~21:00(受付は20:30)

休館日 火曜日

 

こちらは、観光ではなく、琴平にはこんな便利な施設もあるよ~ってお話。

“ヴィスポことひら”は、多種目・多世代が利用できる大規模スポーツクラブ。

思えば、学校というものを卒業すると、極端に減ってしまう運動量。意識的に少し運動したい…とか、あんなスポーツ、やってみたいけど、どんななんだろ? なんてとき、気軽に利用できる施設なんです。

広い敷地内には、お散歩が楽しめる“かたらいの森”や、わんこ連れでも楽しめる“ドッグラン”。

案内マップを見ても、コンセプトのひとつ「多種目・多世代に」というのが、ちゃんと当てはまりますよね!

 

多種目のスポーツを案内してくれる、曜日ごとのタイムスケジュールもあるので、気になるものがあったら、まずは覗いてみるといいかも。

(タイムスケジュール等詳細は、ホームページに記載されてます)

 

場所は、JR琴平、ことでん琴平両方から約25……そうだなぁ、女性がゆっくり歩くと30分くらいはかかっちゃうかな。

琴平駅を軸にすると、ちょっと遠いですよね(^-^;

実は、2018年3月いっぱいまでで、町内送迎バスは廃止になってしまうそうです。

うーん…。やっぱり車社会なのかなぁ。

私みたいに、車の運転しない人は、どうしたらいいのかしら…。

徒歩で30分くらいだったら、お天気のいい日は、自転車とか。

例えば、観光で来てて、ちょっと覗いてみたいなぁって時はとりあえずタクシーで行ってみる。

地元の方は……私より詳しいですもんね。

琴平って、正直情緒ある古い町ってイメージだったんだけど、こんな素敵な施設もあるんだって、私も知ることができて、勉強になりました♪

 

**こんぴらさんは、金刀比羅宮だけじゃないんだよ~**

こんぴらさんに行こう~、ってなった時。

皆さんの中での“こんぴらさん”って、どこでしょう?

おまいりする、金刀比羅宮?

“こんぴらさん”って見たり楽しんだり食べたり……。

あの街全体のことかなぁって私は思うんだけど。

 

“しあわせまいり、こんぴらさん”

金刀比羅宮は、香川県の琴平にある神社。

神社は全国に数あれど、ここは、むかしむかしから現在まで、たくさんの人たちが足を運ぶ…今風に言えば“パワースポット”。

商売繁盛・五穀豊穣・海運の無事・縁結び…などなど。

たくさんのご利益があると言われ、だからこそ、それぞれが胸に抱える願い事をお願いしにここに集うのかな~。

*厳魂(いづたま)神社(奥社)

こんぴらさんっていえば階段話、書かなきゃね!

スタートから、第一のゴール(と私は呼ぶ)の御本宮までが785段。

そして、最終ゴールの奥社までが1368段!!

ゆっくりと歩いて…階段を登って……足もとばかり見てないで、周りを見れば、木々の緑。

第一ゴールの御本宮までたどり着けば、暑いときは暑いなりに…寒いときは寒いなりに……。

季節の風を感じながら絶景を楽しむ。

ひと息休んだら、奥社まで頑張れ~~!

もし、足腰に自信が無い方は、途中まで駕籠もあるし、杖を借りれば、少し楽かも。

おまいりとお願い事をすませたら…。

周りの観光施設にも寄り道しませんか?

*琴平海洋博物館(海の科学館)

確かに……こんぴらさんは、古くから海の神様・海運祈願でも有名な神社。

って関連付ければ、理に叶ってる!(のか?)

琴平海洋博物館(海の科学館)は、こちらでーす。

開館時間 9:00~17:00(入館は16:30までに)

電話番号 0877-73-3748

一応、年中無休とのことだけど、日にち的に不安な時は、確認してから行ってみてね。

せっかく遠方から行ったのに、今日に限ってメンテナンスなんかで、臨時休業…なんてことも、旅行あるあるだから。

 

海と船・海事(海に関する事柄、もしくは海上で発生する事柄)に興味を持ってもらえるように、見て・触れて楽しく学び、理解するための博物館…だそうです。

では、入ってみましょ。

中に入れば、江戸時代にタイムスリップしたような…。

こんぴら丸が出迎えてくれます。

♪こんぴら船々 追手に帆かけて~~

 

二階は、企画展示室。

例えば、今は(2018年3月)、オーロラや宇宙の写真パネル展を開催してるみたい。

過去の展示を遡ると、絵画コンテスト(コンクール)や、船の模型工作展、同じく宇宙に関するもの…と、これもその時その時で楽しめそう。

三階では、写真のような洞窟ギャラリーや、深海シアター・船舶用機器やら救命用具の展示がされてます。

この洞窟の壁、触ってみた~い!

四階では、飛龍丸や咸臨丸・日本丸なんかの模型の展示。

操船シュミレーター、西洋軍艦についての解説なんかもあります。

五階は、映像&サウンドシアター。

たくさんの画面で、面白いものが見られそうですね。

屋上には、動くブリッジ(操舵室)・ラジコン船コーナー。

 

見学だけじゃなく実際に動かしたりできるのっていいなぁ……。

そして、建物内だけじゃないの。

屋外にも、捕鯨銃や、いろんなエンジン・プロペラなんかが見られるんです。

 

他にも、常設特別展示として、

一階展示室→日本海軍最後の戦艦「大和」の図面(1/200)。

四階展示室→徳川幕府のオランダ通訳、本木庄左衛門作成、のちに坂本龍馬、さらに伊予の武田斐三郎の手に渡ったと伝えられる「西洋軍艦構造分解図説」。

五階展示室→明治の挿絵画家・飯塚羚児の絵画や版画。

などなど。

 

博物館の館長さんが、ここの楽しみ方を、ホームページでお話しています。

エントランスをくぐって、江戸時代の船着き場。ここから時空を超えた旅のスタート。

まずは五階から…二階へと順にたどって下さい…と。

 

当たり前のようにある海。

その海に関する様々な事柄であったり、古くに時代を遡っての船、戦争中の戦艦、船として航行する以上は必ず備えておかなくてはならない救命用具や機器……。

「海の科学館」は、楽しみながら大切な勉強もできる、そんな博物館じゃないかな~と思います。

子どもさんの自由研究や、もちろん大人も…機会があったら足を運んでみてね!