こんぴらさん…日本各地にどれくらいあるんだろう?

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全国津々浦々、“こんぴらさん”と名のつくところは、どれくらいあるんだろう?

 

*金刀比羅宮

さ、こちらは、香川県仲多度郡の象頭山の中腹に鎮座まします“金刀比羅宮”。

この“香川県琴平にある”こんぴらさんを、いろんな角度から調べたり、情報を得ようとすると……

 

  この金刀比羅宮は全国にある金刀比羅神社、

金毘羅神社あるいは琴平神社の総本宮なのです…

 

ね!

つまりは、日本全国に金刀比羅宮のこんぴらさんの…そうだなぁ、言うなれば子供たち?、が結構いる…らしい……。

 

ってことで、まずは、

*金刀比羅宮 出雲分社

島根県出雲市斐川町直江町1067-3

電話番号 0853-72-8108

JR出雲市駅より、車で約20分

 

山陰地方に信者の人たちが増え始めたことから、明治12年、金比羅宮教会講社集会所が設立されました。

明治15年には、金刀比羅宮崇敬教会と改称、明治22年、大物主神・崇徳天皇の神霊をお迎えし、八幡神社を合祀して金刀比羅神社と改称、金刀比羅宮境外末社に加えられました。

 

*金刀比羅宮 神戸分社

兵庫県神戸市兵庫区福原町30-5

電話番号 078-575-6639

JR神戸駅 徒歩約10分(市バスで近くまで行けるようです)

市営地下鉄湊川公園 徒歩約3分

 

明治15年、兵庫区福原町に金刀比羅宮遥拝所を兼ねた、崇敬講社福原集会所ができました。

その後、明治21年に金刀比羅宮境外末社に加えられました。

戦争の被害、阪神淡路大震災の被害にあいましたが、様々な援助を受け、復興し「福原のこんぴらさん」と現在まで親しまれています。

 

*金刀比羅宮 松山分社

愛媛県松山市新立町3-14

電話番号 0899-31-6770

JR松山駅より車で約15分

 

江戸末期の頃から、松山城主はじめたくさんの人たちの信仰をあつめ、金刀比羅宮遥拝所として…伊予路におけるこんぴらさん信仰の拠点として栄えていました。

そして、明治11年頃には、名称、金刀比羅宮崇敬教会松山支教会となり、変わらず長い繁栄が続いていたと言われています。

その後、昭和41年、分社となりました。

 

*金刀比羅宮 尾張分社

愛知県一宮市大字瀬部字四日市場17-2

電話番号 0586-78-2580

名鉄名古屋本線尾張一宮駅下車

JR東海道線尾張一宮駅下車~名鉄バス金比羅前下車

 

文化9年頃、この土地の豪農であった、平田家の邸内の祠として、祀られていた…と記録があるそうです。

その後も長く平田家が邸内にて御守りしてきましたが、信仰する人たちが年々増えてきたため、神社として認められ、明治23年に末社に加えられました。

 

*金刀比羅宮 鳥羽分社

三重県鳥羽市鳥羽2-12-20

電話番号 0599-25-2253

近鉄・JR鳥羽駅より車で約10分(徒歩だと約20分)

 

東海地方でも、特に伊勢志摩の地域の崇敬者の人たちの強い願いのもと、昭和31年、近鉄の援助も受けて樋ノ山に奉斎されました。

ここは、とても風光明媚なんだそう。現在まで分社として、この景色とともに土地の人たちに愛されています。

 

*金刀比羅宮 東京分社

東京都文京区本郷1-5-11

電話番号 03-3811-2038

JR水道橋駅下車 徒歩約5分

都営地下鉄三田線水道橋下車 徒歩約3分

 

文政2年頃、板橋市左衛門の邸内にある祠として、祀られていたものがはじまりと言われています。

信仰する人たちの増加にともない、明治13年、末社として認められました。

明治23年には神田和泉町から深川小石場町に移され、「深川のこんぴらさん」と言われた時期も。

昭和20年に戦争の被害にあい、焼失してしまったことから、讃岐高松藩の邸内祠として祀られていた水道橋金刀比羅神社と深川のこんぴらさんをあわせ、昭和39年、文京区本郷に遷座。

それからは「水道橋のこんぴらさん」の愛称となっています。

 

 

こんなにあるんだね…。

不勉強な私は、“分社”という言葉を知りませんでした。

ご紹介した中で、東京のこんぴらさんには行ったことがあるんだけど、それでも“分社”ってわからなかった(^-^;

調べて出かけて行ったんじゃなくて、たまたま近くを通って気が付いて寄ったんだけどね。

鳥居さんをくぐったら、なんだか空気が違って、都会の真ん中なのにとても癒されたのを憶えてる。

今回、いろいろと調べて思ったのは、みなさんきっとできれば一度は、本家のこんぴらさんへ“しあわせまいり”したい…。

気持ちはあっても、例えば体調に自信が無かったり、金銭的に難しかったり…むかしなら、もっと時間が掛かっただろうから、お仕事をお休みできなかったり……。

そんなときに、四国よりは近い場所に、おまいりできる場所がある。

それはとても心の支えになったんだろうし、“分社”であっても、お願い事をして、笑顔になれる…それは、まさに“しあわせまいり”なんだなぁ。

だからこそ、どこの分社も長きにわたって、愛され、信仰されてる。

もちろん、四国香川のこんぴらさんへも、行ってみて欲しいなって思うんだけど、分社をめぐる…なんて旅も楽しいかもしれないね~。

あなたの家は、どこの分社が近いかな?

 


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